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ウクライナ避難民の方の生活支援

 

 

  1. 「在留カード」と「ウクライナ避難民であることの証明書」
  2. 銀行口座の開設
  3. 仕事を探したい
  4. 勉強がしたい
  5. 主な相談窓口
 
 

 

ウクライナ避難民に関する情報が出入国在留管理庁ホームページにまとめて掲載されています。

 

  • ウクライナ語の通訳支援にご協力いただける方
  • ウクライナ避難民を支援したい企業・団体の皆様
  • ウクライナ避難民を受け入れる地方公共団体の皆様

 に該当する情報は下記をご参照ください。

  

https://www.moj.go.jp/isa/publications/materials/01_00234.html

 

 

1.「在留カード」と「ウクライナ避難民であることの証明書」

 

ウクライナから日本に避難してきた方が「短期滞在」から「特定活動」に在留資格を変更すると「在留カード」と「ウクライナ避難民であることの証明書」が交付され、中長期在留者として日本での生活が本格的にスタートします。

 

「在留カード」は身分を証明する大切なものです。外出する時はいつも持って行くことを忘れないようにしてください。

 

「在留カード」にはカードの持ち主のお名前、国籍、在留資格、在留期間、在留期限、就労の可否等が記載されますが、ウクライナからの避難民であることはわかりません。このため、「ウクライナ避難民であることの証明書」を一緒に持つようにして、困ったことがあったら相手の人に見せてください。

 

<「在留カード」の見本>


 (出入国在留管理庁HP 在留カードとは? より)

 

<「ウクライナ避難民であることの証明書」の見本>

 (出入国在留管理庁HP ウクライナ避難民であることの証明書 より)

 

 

2.銀行口座の開設

 

 各種支援金や給付金の受け取り等、日本で生活するうえで日本の銀行口座がないと不便です。 銀行で口座を作りたい時は、「在留カード」と「ウクライナの避難民であることの証明書」を一緒に窓口の人に見せてください。

 

銀行の窓口へ行く前に、必要な書類や利用できるサービスについて銀行に聞いて確認しておくとスムーズです。身元保証人の方や市役所・区役所の担当の方に口座開設への同行などのサポートをお願いしておくと良いでしょう。

 

 

3.仕事を探したい

 

ハローワークで仕事を探すことができます。 お金はかかりません。まずは、近くのハローワークに相談してみてください。近くのハローワークが分からない人は市役所・区役所の担当の方に聞くか、0800-919-2901に電話してみてください (英語で相談できます)。

 

ハローワークでは英語でも相談できますが、身元保証人や市役所・区役所の担当の方、日本語が話せる家族やお友達がいればなるべく一緒に行くと良いでしょう。

 

ハローワーク以外では、インターネットの求人サイト等で仕事を探すことができます。JETRO(日本貿易振興機構)のサイトでは、高度な知識やスキルを持った方を探している会社を英語で探すことができます。

 

(JETRO Open for Professionals より)

 

 

4.勉強がしたい

 

1)小学校、中学校、高校に行きたい

 

日本の小学校、中学校、高校は外国の方も受け入れています。 住んでいるところの市役所・区役所の担当の方に相談してください。教育委員会というところがあり、相談にのってくれます。外国人相談窓口があるところもあります。 公立の小学校、中学校、高校の授業料は無料です。授業料以外の勉強に必要なお金も支援される場合もあります。 小学校、中学校、高校に入ったあとの特別な日本語の授業など、外国人へのサポートがあることも多いので、相談してください。

 

私立の学校もあります。私立の学校は公立の学校よりも授業料がかかります。でも、カトリックの学校のだったり、英語の授業に力を入れていたり、スポーツが盛んだったりといった特徴を持つ学校があります。東京都、神奈川県、兵庫県にはインターナショナルスクール等もあります。公立の学校よりも授業料がかかります。

 

将来のことを考えながら、家族や支援者の方とよく相談して決めると良いでしょう。

 

 

2)大学や専門学校で勉強したい

 

大学や高等専門学校に行きたい時は、行きたい大学や高等専門学校に直接問い合わせます。

ウクライナ避難民の方を受け入れると表明している大学があります。日本学生支援機構のサイトを見てみてください。

 

 

文部科学省

ウクライナから避難されている方々への支援

 

日本学生支援機構

日本の大学・日本語教育機関等によるウクライナの学生への支援策について

 

 

3)日本語の勉強がしたい

 

 どのくらいのレベルの日本語を勉強したいですか?普段の生活に必要な日本語を覚えたい、会話ができるようになりたいと考えている方は地域の日本語教室が良いでしょう。住んでいるところの市役所・区役所や外国籍の方のサポートをしている外国人相談窓口で情報を集めることができます。相談してみてください。

 

大学に入る準備がしたい、ビジネス日本語を学びたいと考えている方は日本語学校に通うと良いのではないでしょうか。日本学生支援機構のサイトにウクライナ避難民への支援を実施している日本語教育機関のリストがあります。

 

オンラインで勉強する方法もあります。国際交流基金日本語国際センターやNHKワールドJapan等の教材があります。

 

(国際交流基金日本語国際センター いろどり 生活の日本語 より)

 

 

(NHKワールドJapan やさしい日本語 より)

 

 

出入国管理庁のサイトの「日本語のべんきょうについて」というページに教室や教材についての情報がまとめてあります。参考にしてみてください。

 

 

4)参考になるサイト

 

外国の方が日本で勉強する時に知っておくと良い情報がまとめてあります。よく読んで、日本の学校がどのようなところか知っておくと良いでしょう。

 

 文部科学省 ウクライナから避難されている方々への支援

 

出入国管理庁 小学校・中学校・高校・高等専門学校・大学に行きたいウクライナのみなさんへ

 

 

5.主な相談窓口

 

日本での生活が始まってから、わからないこと、心配なことがあった時に相談できる窓口をまとめました。身元保証人や市役所・区役所の担当の方、支援者の方からの相談も可能です。ご活用ください。

 

  • 相談全般
    ウクライナ避難民ヘルプデスク(毎日 9:00-20:00)
    0120-022-702
    日本語、英語、ロシア語、ウクライナ語対応

  • ウクライナ避難民への在留支援について
    ①出入国管理庁 在留支援課(9:00-17:00)
     03-5363-3006
    ②日本行政書士会連合会 無料相談窓口(月曜日から金曜日 10:00-17:00)
     03-6822-2178

  • ウクライナ避難民からの相談
    NPO法人 難民支援協会(JAR)(10:00-17:00)
    0120-477-472

  • ウクライナ避難民の支援者からの相談 Support-R
    特定非営利活動法人 国際活動市民中心(CINGA)(10:00-16:00)
    03-6261-6356

  • 支援金について
    日本財団
    03-6229-5111

  • 大学、専門学校について
    文部科学省ヘルプデスク(月曜日から金曜日 9:30-18:15)
    0120-082-434
    日本語、英語対応可能
     

CROSSINGBORDERS国際法務行政書士事務所は神奈川県行政書士会国際部の「ウクライナ避難民支援プロボノ協力会員」に登録しています。外国人相談員の経験もあるので就労相談、生活相談にも対応可能です。

 

わからないこと、心配なことがありましたら下記よりご連絡ください。

 

 

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